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クリニック内装費用とコストダウンの秘訣!信頼できる内装業者の選び方

クリニックの印象を決定づける内装は、集客や患者様の満足度に直結する重要な要素といえます。クリニックを開業するにあたり、限られた予算のなかでいかに理想の空間をつくり出すかが課題となるでしょう。

この記事では、信頼できる業者の選び方をはじめ、おしゃれなデザインを取り入れつつ内装費を抑えるコストダウンの秘訣について解説します。後半では、B工事の交渉ポイントについても触れるため、参考にしつつ理想のクリニック内装工事を実現してください。


目次[非表示]

  1. 1.信頼できる内装業者の選び方
    1. 1.1.相見積もりは必須!
    2. 1.2.熱意と関与度
    3. 1.3.「下請けに丸投げ」には注意
  2. 2.クリニックの内装費用とコストダウンの秘訣
    1. 2.1.クリニック内装の坪単価相場と変動要因
    2. 2.2.予算内で「おしゃれ」を実現!コストダウンの秘訣
  3. 3.クリニックの内装費用を抑えるには「B工事」費用の攻略が必須
    1. 3.1.A工事・B工事・C工事の違いとB工事費が高くなる理由
    2. 3.2.関係者を巻き込むB工事交渉戦略
  4. 4.クリニック内装で理想の空間をつくり上げよう


信頼できる内装業者の選び方


インテリアデコレーター


クリニックの内装を成功させるための第一歩は、信頼できる内装業者選びが重要といえます。クリニックの内装に関する知識が少ないと、高額な見積もりを提示されたり品質に問題が発生したりするケースも少なくないでしょう。

ここでは、クリニックの内装で後悔しないための業者選びのポイントを解説します。


相見積もりは必須!


クリニックの内装工事以外でも当てはまることですが、内装工事をするうえで相見積もりは非常に重要です。いくつかの業者から見積もりを出してもらうことで、適正価格を把握し業者ごとの提案内容を比較できます。

その際、ネットで業者を見つけるよりも人脈を活用した紹介という形式を取るのがおすすめです。内装工事の実績や経験が多くても飲食店とクリニックでは、そもそも内装のコンセプトが違います。

そのため、それぞれの業種に特化した実績と経験のある業者を選ぶことが大切です。


熱意と関与度


クリニックの内装を満足のいくものに仕上げるためには、依頼する内装業者の熱意と関与度も大きく影響します。

内装工事を行う業者の代表自身が、どの程度、内装完成までのプロジェクトに関わってくれるかが重要なポイントです

。コミュニケーションがこまめに取れる内装業者であれば、要望や変更点などをスムーズに伝えられ内装工事を円滑に進めることにもつながるでしょう。


「下請けに丸投げ」には注意


内装業者のなかには、仕事を設けて下請けに丸投げする場合もあります。下請け体制では、高額な中間マージンが発生するケースがあるため注意が必要です。

見積もりが相場よりも高くなる可能性があり、直接取引に近い形態でやり取りできる業者を選ぶことがおすすめ。


クリニックの内装費用とコストダウンの秘訣


クリニックの内装費は、非常に大きな投資といえます。ここでは、クリニックの内装費用とコストダウンの秘訣について解説していきます。


クリニック内装の坪単価相場と変動要因


クリニックの内装工事で設計やデザインの費用は、坪単価を基準に見積もられます。内装工事の費用は、デザインや素材のグレード、設備導入、内装工事の規模と期間など、さまざまな要因によって坪単価は大きく変動することを覚えておきましょう。

また、安くても品質が伴っていない、高くても不要なコストが含まれている可能性があるため、坪単価だけで判断せずに内訳の精査が重要といえます。


予算内で「おしゃれ」を実現!コストダウンの秘訣


限られた予算内でおしゃれな内装を実現するには、いくつかのポイントがあります。まずは、最高級素材は適度に使用するという点でしょう。全てにおいて最高級素材を使用する必要はなく、本物の大理石でなくても素材によって高級感を演出することができます。

次に費用のメリハリをつけることです。注力すべきポイントは、受付や待合室、廊下やお手洗いなど患者様の目に触れる場所であり、そういった部分には費用をかけていきます。

反対に、スタッフルームなどの見えづらい部分をいかに削減するかがコストダウンの秘訣といえます。


クリニックの内装費用を抑えるには「B工事」費用の攻略が必須


開発者


クリニックの内装工事費用は、A・B・Cの3つの工事区分に分かれます。なかでもB工事は、費用に大きく影響するため非常に重要です。

ここでは、クリニックの内装費用を抑えるため、B工事について解説するとともに、B工事でコストダウンするための攻略法を紹介します。


A工事・B工事・C工事の違いとB工事費が高くなる理由


A工事は、オーナー(建物所有者)の費用負担により行う工事のことで、ビルの躯体、廊下、エレベーターなど共有部分の内装工事を指します。B工事は、貸借人が費用を負担し、オーナーが指定する業者が行う工事のことです。

空調や電気、照明といったビルの設備や安全に関する工事となります。C工事は、貸借人の費用負担で、貸借人が自ら選んだ業者が行う工事のことです。

なかでもオーナー指定の業者に依頼するB工事は、貸借人が直接価格交渉できず相見積もりが取りにくい特徴があります。そのため、工事費が高額になりやすい傾向があります。


関係者を巻き込むB工事交渉戦略


直接交渉が難しいB工事の場合、C工事を行う内装業者やデベロッパーといった関係者を巻き込んで進めていくことが重要です。

B工事の見積もりと内訳を入手したあと、信頼できるC工事の内装業社に内容を確認してもらい不自然な点を洗い出します。精査結果をもとに、まずはデベロッパーに相談します。

その際、頭ごなしの否定ではなく、デベロッパーの見解に理解を示しつつ「でも・しかし」と交渉していけるのが理想です。

また、「こういうクリニックを作りたい」「そのために協力していただきたい」という熱意をもって臨むことも大切です。


クリニック内装で理想の空間をつくり上げよう


クリニックの内装で理想の空間を完成させるためには、信頼できる業者選びをはじめ、坪単価や内装費の内訳などを理解したうえでのコストダウンが重要となります。

限られた予算内でおしゃれな内装を実現するのに、最高級素材をどこに使用するのか、費用をどこにかけるのか押さえるべきポイントがいくつかあります。さらには、B工事のような専門的な交渉術も求められるでしょう。

今回紹介した内容を参考に、理想のクリニック内装工事を実現してください。


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