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誘電加熱とは?代表的な機器と熱を深く入れる方法について解説

誘電加熱とは、電極を高速で切り替えて原子の向きを変化させ、原子の衝突・摩擦によって熱を発生させることです。

誘電加熱の機器を使用することで水分の多い真皮層にアプローチし、切らずにたるみ治療を行えます。

この記事では、誘電加熱の仕組みから、誘電加熱を使用する美容機器「サーマジェンEVO」の概要と、肌に熱を深く届けるための方法をご紹介します。誘電加熱を使用する美容機器の導入を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてください。


目次[非表示]

  1. 1.誘電加熱とは?メリットを解説
  2. 2.誘導加熱を使用する代表的な機器
    1. 2.1.サーマジェンEVO(エボ)
  3. 3.誘電加熱で熱を深く入れる方法4選
    1. 3.1.周波数を下げる
    2. 3.2.表面を冷却する
    3. 3.3.マルチパルス照射にする
    4. 3.4.チップを大きくする
  4. 4.熱を深く取り入れて効果を高めよう


誘電加熱とは?メリットを解説


誘電加熱とは内部加熱の1つで、正しくは高周波誘電加熱と言います。高周波誘電加熱とは、プラス・マイナスの電極を高速で切り替えて原子の向きを高速で変化させることにより、原子の衝突・摩擦が生まれて熱が発生することです。

似た言葉に「高周波誘導加熱」がありますが、その違いは家電でイメージするとわかりやすいでしょう。高周波誘電加熱は電子レンジ、高周波誘導加熱はIHクッキングヒーターに使用されます。

電子レンジでは中に入れたものを温めるのに対し、IHクッキングヒーターはその上に乗せた鍋や容器を温めます。


誘電加熱のメリットは以下の3つです。

  • 均一な加熱が可能
  • 温度上昇が早く、電力量によって速度を調整しやすい
  • 特定の物質を選択して加熱できる


誘電加熱は、水分が豊富な物質ほど発熱しやすいという特徴があります。そのため、誘電加熱の機器を肌に使用した場合、水分が豊富な真皮層で発熱しやすくなります。

真皮層を加熱することで、タイトニング効果やコラーゲンの生成が期待できるのです。


誘導加熱を使用する代表的な機器


誘電加熱の機器


次に、誘電加熱を使用する「サーマジェンEVO」についてご紹介します。誘電加熱の機器を使用することで、どのような効果が得られるのかチェックしていきましょう。


サーマジェンEVO(エボ)


サーマジェンEVOとは、たるみを改善に導く非侵襲性の美容機器です。高周波と3種類のチップを用い、皮下組織や脂肪層にアプローチ。

これらは熱によって収縮するため、たるみ改善やリフトアップといった効果が見込めます。また、肌内部のコラーゲンとエラスチンの生成を促進し、ハリ・弾力の向上や小ジワの解消も期待できるでしょう。

サーマジェンEVOの効果は、施術直後から実感しやすいのが特徴。約2~3ヶ月かけてコラーゲンとエラスチンの生成をサポートしていくため、ハリ感が長く持続するのもメリットです。

痛みやダウンタイムが少ないため、刺激に敏感な方やまとまった休みがとれない方にもおすすめしやすい機器といえます。


誘電加熱で熱を深く入れる方法4選


熱を深く入れる方法


続いて、誘電加熱で熱を深く取り入れる方法を4つご紹介します。熱を深く取り入れることで、施術の効果を高められるでしょう。


周波数を下げる


誘電加熱では、周波数と熱を届けられる深度は反比例します。そのため、周波数を下げた方が肌の深部までアプローチできるのです。サーマジェンEVOでは低い周波数を活用しており、皮膚の深い層にまで効果的に働きかけます。


表面を冷却する


表面を冷やしながら照射することで、肌の深部まで熱を届けられます。誘電加熱で発生した熱の約80%は表皮に集中します。

そのため、照射する肌の表面を冷却することで、熱を深くまで届けられるようになるでしょう。さらに、照射熱によるやけどや皮膚の損傷を軽減できる効果が期待できます。

一方で、サーマジェンEVOは冷却機能を用いず、やけどや痛みに配慮して照射できる機器です。冷やしながら温めるという工程がない点で効率がよいと言えるでしょう。


マルチパルス照射にする


マルチパルス照射は、サーマジェン1で採用した技術です。マルチパルス照射機能とは、高速でついたり消したりを連続的に繰り返す方法のこと。

サーマジェンは冷却自体は行わないものの、冷却時間をはさむことで熱が段階的に伝わり、深部まで熱が届きやすくなります。

そのため、周波数が低くても効果が高く、ムラができにくいのが特徴です。また、照射のONとOFFを高速で切り替えるため、肌表面への痛みが軽減されるでしょう。


チップを大きくする


照射に使用するチップの面積を大きくすると、熱が高い中央部分の「ホットスポット」が広がり、肌の深部まで熱が届きやすくなります。

そして、チップを大きくすると1回の照射面積も広がるため、より少ない照射回数で治療が完了するでしょう。これにより、治療時間を短縮する効果も期待できます。この方法は、サーマジェンEVOを開発したときに発見しました。


熱を深く取り入れて効果を高めよう


肌に熱を深く入れるには4つの方法があります。サーマジェンEVOはこれらの方法を取り入れた美容機器で、痛みに配慮しながらたるみ治療できるのが魅力です。

痛みが小さい、切らないたるみ治療をしたいクリニックは導入を検討してみてください。


この件についての動画解説はこちら



【治療の内容】サーマジェン(高周波RF治療)
【治療期間および回数の目安】1~3ヶ月に1回、4~6回程度 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1回約¥40,000〜¥100,000
【リスク・副作用等】赤み、腫れ、むくみ、熱感、熱傷、色素沈着、肝斑の悪化など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。


【治療の内容】サーマジェンEVO(高周波RFによるたるみ治療器)
【治療期間および回数の目安】2~3ヶ月に1回 ※肌状態によって異なります。
【費用】1回 ¥22,000~¥66,000  ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】赤み、腫れ、浮腫みなど
【未承認医療機器・未承認医薬品等を用いた治療について】
・本治療には、国内未承認医薬品または未承認医療機器を用いた施術が含まれる場合がございます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクは報告されていませんが、リスクが明らかになっていない可能性があります。
-万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。


【治療の内容】サーマクール(高周波RF治療)
【治療期間および回数の目安】約6ヶ月~1年に1回程度
【費用相場】1回約¥100,000~¥300,000  ※部位・ショット数に応じて各クリニックで異なります。
【リスク・副作用等】赤み、熱感、腫れ、熱傷など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。


【治療の内容】デンシティ
【治療期間および回数の目安】6ヶ月に1回程度 ※治療期間や回数等は個人差があります。
【費用相場】1回¥40,000~¥120,000程 ※施術部位、各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】発赤、熱感、かゆみ、痛み、むくみ、腫れ、乾燥など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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