
保険から自費へ!クリニック内装はどう変える?効果とポイントを解説
美容クリニックにとって、内装は患者様の満足度とブランド価値を高める重要な投資です。そのため、多くの方を悩ます要因になることも。
今回は、保険診療から自費診療へ移行する際の内装リニューアルにおける、メリットやポイントを詳しく解説します。費用や協力会社選び、デザインなど、押さえておきたい観点・注意点を網羅しました。
患者様・スタッフの双方にとって魅力的な空間を実現するため、ぜひチェックしてください。
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保険診療から自費診療へ!クリニックの内装リニューアルは必要?
保険診療から自費診療へと体制を変更する際、クリニックの内装をリニューアルする必要があるのか、一度は悩むもの。今回は、2種類のケースにおいて必要性を解説します。
比較的新しいクリニックの場合
自身で創業したクリニックであれば、大規模なリニューアルは必要ない場合も多いでしょう。年数が経っていないため、開業時のトレンド・マーケットを意識した設計がまだ生かせるはずです。
しかし、昨今は、最新の機器を取り入れた運用でサービスの効率化を図るクリニックも見られます。患者様の待ち時間や導線を見直し、状況に応じて、内装を一部変えることも一つの手でしょう。
継承などで年数が経過しているクリニックの場合
実家のクリニックを継ぐ際に、保険診療から自費診療に体制変更するケースでは、内装の見直しが課題になるでしょう。30年以上前の開業当時の内装では、現代の患者様のニーズに合わない場面も出てきます。
その場合は、多少なりともテコ入れが必要です。地域の方々に向け、クリニックのイメージを一新する機会としても適しているでしょう。
患者様にもスタッフにもメリットあり!内装リニューアルの効果
内装リニューアルは、見た目の変化のみならず、クリニックに関わる方にポジティブな印象を与えるうれしい利点も。ここでは、クリニックの内装リニューアルにおける効果を解説します。
患者様の満足度とクリニックの魅力向上
クリニックの内装をリニューアルし、おしゃれな空間を演出することで、集患が期待できます。また、既存の患者様にとっても、引き続きクリニックを利用する動機付けになるでしょう。
地方のクリニックでは、患者様に「次も来よう」と思ってもらえることが大切です。そのためには、使いやすく魅力的な内装の実現も一つのポイントとなります。
スタッフのモチベーションと働きやすさ向上
働くスタッフに対しても、クリニックの内装の変化が良い効果をもたらします。リニューアルが心機一転のきっかけとなり、モチベーションが向上。
また、スタッフの動きを考えた間取りや設備を導入することで、働きやすさがアップします。患者様への対応や処置が迅速に行えると、日々の業務効率化にも役立つでしょう。
押さえておきたいクリニック内装工事のポイント5選
最後に、クリニック内装のリニューアルのポイントを5つご紹介します。ポイントを押さえた内装工事を行い、魅力的なクリニックにしましょう。
「投資」としての内装費用計画
クリニック開業時の内装費用は高額になりがちですが、リフォーム工事であれば比較的抑えられるケースも。まずは、「導線を改善する」「清潔感・デザイン性を高める」など目的を明確にし、コストを「投資」ととらえて、費用対効果を考えましょう。
待合室やカウンセリング室など、どこに予算配分の重きを置くかも大切なポイント。クリニックの内装変更時における費用計画は、予算や坪単価も含めて協力会社と相談しながら進めるといいでしょう。
信頼できる協力会社選び
リニューアルの際「クリニック内装の実績豊富な東京の会社を選ばないと」と思う方もいるかもしれませんが、必ずしもその必要はありません。地元で内装を手がけている会社があれば、ぜひ検討してみましょう。
美容クリニック内装をメインにしていなくても、美容室などを手がけていれば有力候補となります。協力会社との信頼関係は、リニューアルにおいて重要なポイント。丁寧に要望をくみ取ってくれる担当者がいるといいでしょう。
スムーズな導線設計
クリニックの内装設計を考える際、患者様の動きに配慮した導線の計画は不可欠です。クリニック受診の上で迷わず動けるよう導線を改善することで、患者様にもストレスなく利用してもらえます。
さらに、スタッフの無駄な動きを減らすことで、業務効率の向上にもつながるでしょう。また、クリニックの導線を考えた大規模なリフォームの際は、建築基準法や医療法による内装制限への留意も必須です。
ただし、クリニックによって規定が異なりますので、どんな基準を満たさないといけないのか事前に確認しましょう。
デザインと機能性の追求
クリニックの内装デザインで重視すべき点には、コンセプトに合わせたおしゃれな空間演出や、プライバシーの確保などがあります。インテリアはクリニックのイメージが明確だと決まりやすいでしょう。
また、患者様のため、プライバシーへの配慮も重要なポイントです。ほかにも、クリニックの運営に関わる内装工事の期間はリフォームのボリュームによって変わるため、必ず確認しておきましょう。
業務効率を考えたデジタル化
内装リニューアルにあたり考えたいのが、インターネットを使ったクリニック内のデジタル化。厚生労働省により、質の高い医療の提供や業務効率化のため、医療DXが推し進められています。
インターネットを介した、便利な機器やサービスが多く開発されているため、導入を考えてみましょう。例えば、予約システムを利用すると待ち時間が可視化されたり、予約枠を効率よく埋められたりして、患者様にもスタッフにもメリットがあります。
診療体制の移行をきっかけに理想のクリニックを実現しよう
診療体制の移行をきっかけとしたクリニックの内装の見直しは、患者様にもスタッフにもメリットがあります。リニューアルオープンは、集患の一助にもなるでしょう。
患者様の導線の見直しやクリニック内のデジタル化は、業務効率化にも効果的です。今回紹介したポイントを押さえ、計画的にリニューアルすることで、理想のクリニックを実現しましょう。
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