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【美容クリニック】美容医療を導入するときのスタッフは採用?育成?

クリニックで新しく美容部門を始めたいときに「新しいスタッフを採用するべきか」「既存のスタッフを教育したほうが良いのか」と、悩んでいる先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は新規のスタッフ採用と既存のスタッフ育成、それぞれのメリット・デメリット、長く働いてもらうためにクリニックが取り組むべきことなどを紹介します。

美容医療導入を検討しているクリニックの皆様は、ぜひ参考にしてください。


目次[非表示]

  1. 1.【美容クリニックで働く人たち】スタッフは新規採用と育成どっちが良い?
    1. 1.1.新規スタッフを採用するメリット・デメリット
    2. 1.2.既存スタッフを育成するメリット・デメリット
    3. 1.3.まずは既存スタッフの中で興味がある人がいるか確認を
  2. 2.既存のスタッフを育成するときの3つのポイント
    1. 2.1.クリニックの方向性やビジョンを共有する
    2. 2.2.インセンティブ制度を導入する
    3. 2.3.福利厚生の充実と給与アップ
  3. 3.クリニックに合うスタッフを見極めるポイントとは?
    1. 3.1.美容クリニックで重視するべき採用ポイント
    2. 3.2.美容クリニックの採用担当者が注目するのは…「〇〇オタク」な人材?!
  4. 4.スタッフが長く働いてくれるクリニックをつくるために取り組むべき3つのこと
    1. 4.1.公平な評価と「頑張り」が還元されるシステム
    2. 4.2.良好な人間関係とチームワークを育む職場環境づくり
    3. 4.3.スキルアップ支援と学び続けられる環境
  5. 5.クリニックのビジョンを伝えて一緒に頑張れるスタッフを採用・育成しよう


【美容クリニックで働く人たち】スタッフは新規採用と育成どっちが良い?


スタッフの選び方


新たに美容医療機器を導入する際に、まず直面するのがスタッフの問題です。はじめに、新規スタッフ採用と既存スタッフの育成について、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

さらに、おすすめのスタッフ確保方法についても解説します。


新規スタッフを採用するメリット・デメリット


新規スタッフを採用するメリットとしては、美容医療に精通している専門知識を持った即戦力人材を確保できる、クリニックに新しい風を吹かせられるなどが挙げられます。

一方、デメリットとしては採用・教育などに時間と費用がかかること。そして、新たなスタッフがクリニックや既存スタッフのいる職場に適応できるかどうかが未知数であるという点です。


既存スタッフを育成するメリット・デメリット


既存スタッフを育成するメリットとしては、人柄やクリニックについて把握できている安心感や採用コストがかからないことなどが挙げられます。

一方、美容医療に関しては知識がない方は1から教育する必要があるため、育成コストと時間がかかることがデメリットです。

また、もともと保険診療の中でやっていた業務と美容部門の仕事も兼務する場合は、スタッフの業務負荷が大きくなってしまうでしょう。


まずは既存スタッフの中で興味がある人がいるか確認を


おすすめのスタッフ確保方法は、まず「既存スタッフの中で美容医療・美容部門に興味がある人」に任せることです。

新規スタッフを採用するには、膨大な採用コストと時間がかかります。そのため、美容医療に興味があって協力的なスタッフがいる場合は、その方に依頼するのが効率的といえるでしょう。


既存のスタッフを育成するときの3つのポイント


続いて、既存スタッフを育成するときのポイントを3つ紹介します。


クリニックの方向性やビジョンを共有する


既存スタッフに仕事を任せる場合には、「なぜ、美容部門をスタートさせるのか?」など、これからクリニックが目指す方向性や美容部門の役割を伝えることが大切です。

これからのビジョンを伝えることで、スタッフの納得感が醸成されるでしょう。また、今後のスタッフに対する期待を伝えることもおすすめです。


インセンティブ制度を導入する


スタッフへの還元


もともとの業務に加えて美容部門の仕事を既存スタッフに任せる場合には、「頑張ろう」と思える仕組みづくりが大切です。

その1つに、インセンティブ制度の導入があります。スタッフの働きに報いるインセンティブ制度を設計して、スタッフのモチベーションアップを図りましょう。

例えば、美容部門の仕事を担当する方には、固定給にプラスした報酬を与える仕組みを取り入れることで、スタッフのやる気を引き出します。


福利厚生の充実と給与アップ


既存スタッフのモチベーションアップのためには、報酬だけでなく福利厚生の充実や給与のベースアップも検討が必要です。もともとの仕事に加えて美容部門の業務を任せる場合には、美容医療の施術割引など福利厚生、給与の再検討が必要になります。

また、このような仕組みを変えるときには、その仕事の「役割」や「どのくらい大変なのか」などをスタッフ全員に認識してもらうために、しっかりと情報を開示しましょう。


クリニックに合うスタッフを見極めるポイントとは?


おすすめスタッフ


新たなスタッフを採用したり、既存のスタッフを美容担当に任命する際にどのようなポイントをチェックすると良いのでしょうか。

ここでは、美容クリニックならではの採用基準や採用担当者が注目すべきポイント、美容クリニックで活躍してくれるスタッフの特徴などを解説します。


美容クリニックで重視するべき採用ポイント


美容クリニックにおける一般的な採用基準としては、下記のような例が挙げられます。


  • スキル
  • 美容部門、美容クリニックにおける経験
  • コミュニケーション能力
  • ホスピタリティ
  • 美容への関心など


美容クリニックの採用担当者が注目するのは…「〇〇オタク」な人材?!


美容クリニックにおいて長期で安定したパフォーマンスを発揮してくれる人材は、どんな人なのかご存じですか。

実は「こんな人を採用するのがおすすめ」と採用担当者の中でも注目されているが、「〇〇オタク」など「推し活に熱心な人」です。

理由としては、まず特定の分野への熱意や探求心が強い方は、仕事へのモチベーションも高いといわれています。推し活に熱心な人は、1つのことに注ぐ力量や愛が強く、継続力高く頑張れる人が多いそうです。その力は顧客への貢献にもつながるでしょう。

また、そんな人材が職場でやりがいをもって働いてくれて、クリニックを気に入ってくれると「そのスタッフが友達(新たなスタッフ)を呼んでくれて、採用活動をしなくても求職者が集まってくれる」といった効果も期待できるのです。

クリニックのファンがファンをつくり、良いムーブが起こるといわれています。


スタッフが長く働いてくれるクリニックをつくるために取り組むべき3つのこと


良い職場づくり


採用・育成した人材が長く活躍してくれるためには、スタッフが「ここで働き続けたい」と思える環境をつくることが大切です。その具体的な方法を3つ紹介します。


公平な評価と「頑張り」が還元されるシステム


「頑張った分だけ報われる」仕組みづくりが、スタッフのやる気を促進させます。

例えば、明確な評価基準を取り入れたり、スタッフに日頃の感謝を伝える機会を設けたりするなど、スタッフに還元されるシステムを作り上げることで好循環を生み出します。


良好な人間関係とチームワークを育む職場環境づくり


人間関係が良好で、チームワークのある職場環境づくりを心がけましょう。

クリニック側が、スタッフ同士の人間関係がギスギスしないための配慮を行い、コミュニケーション活性化施策や情報共有の仕組みづくりをするのも一つの手です。


スキルアップ支援と学び続けられる環境


優秀なスタッフに長く働いてもらうためには、スキルアップ支援と学び続けられる環境を用意してあげることも大切です。

スキルアップ支援として研修制度を取り入れたり、資格取得を奨励したりするのも良いでしょう。また、成長意欲を刺激するために、スタッフに対する期待や将来的な役割を提示することも効果的です。


クリニックのビジョンを伝えて一緒に頑張れるスタッフを採用・育成しよう


美容部門を新しく始めるときに新規スタッフの採用と既存スタッフの育成どちらが良いのか、スタッフを見極めるポイントや取り組むべき内容について紹介しました。

美容クリニックの採用と育成は、クリニックの状況に合わせてバランスを取ることが重要です。クリニックの目指す方向性やビジョンをスタッフに共有し、貢献してくれる人材にしっかり還元するシステムづくりをしていきましょう。


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